予防注射を忘れずに
犬の病気を予防するために、毎年必ず健康診断と予防注射を受けましょう。日本では法律により、生後3カ月以上のすべての犬に狂犬病の予防注射が義務付けられています。登録を済ませていれば、春に狂犬病予防注射の案内が送られてきます。また、ジステンパーやパルボなどの伝染病を予防できる混合ワクチンも毎年必ず接種させましょう。
混合ワクチン接種
ワクチンは感染症を防ぐために行われます。ワクチンは一年間しか持続しないため、毎年1回動物病院で受けます。ただ、生まれたばかりの子犬だけは免疫を確実にするため生後2ヶ月以降に2〜3回うけることになります。接種することで防ぐことのできる恐ろしい病気もあります。3種混合から9種混合など種類もたくさんあるので、獣医さんと相談してどれを受けるかきめてください。
狂犬病予防接種
法律で接種が義務づけられていて狂犬病の予防のために行われます。生後3ヶ月後に接種。それから毎年1回受けます。犬を登録後、保健所から通知がきて集会会場で受けることもできます。動物病院でも受けることができます。人にも感染する病気で発症するとほぼ100%死に至る恐ろしい病気です。
フィラリア予防接種
地域によって期間は異なりますが毎月1回予防薬を内服することで100%防ぐことができます。蚊の媒介によって体内に入り込み心臓や肺、血管に寄生する病気です。ノミやダニの駆除も忘れずに行いましょう。ノミ取り用の首輪などもありますが、動物病院に相談すれば手軽に使えて効果が高く、安全な薬剤を処方してくれます。
こんな時は病院へ
元気がない、食欲がない、あるいは極端に食欲が出ている、急にやせて来た吐いた後にぐったりしている、どこかをしきりにかゆがる、糞・尿の量や色、形がいつもと異なる、足を引きずっている、触ると痛がる場所がある、身体にしこりのようなものがある、しきりに咳やくしゃみをする、その他、普段と違う症状が出ている、少しでも気になることがある場合、まずは動物病院へ相談してみましょう。
代表的な病気
ジステンパー
子犬に感染しやすい病気。ワクチンで予防できます。鼻水、くしゃみ、便、尿からの経口感染。高熱、下痢、肺炎などからはじまり神経がおかされケイレンなどの症状があらわれます。
ケンネルコフ
子犬の場合死に至ることも。ワクチンで予防できます。咳、くしゃみなどの空気感染。がんこな咳をする。鼻水が出て食欲がなくなる。
犬パルボウイルス感染症
ワクチンで予防できる恐ろしい病気。激しい嘔吐と下痢を繰り返す。感染した犬の便、嘔吐物、また触れたひとの手や衣類からも感染します。
レプトスピラ症
ワクチンで予防できます。ネズミ、犬などの尿によって汚染された水、土、食べ物からの感染や傷口からの感染がある。腎炎が起こり、尿毒症になり嘔吐、下痢、血便などの症状がでます。
細菌性腸炎
サルモネラ菌、カンピロバクターなどに汚染された食べ物、水などから感染します。激しい下痢のため脱水状態になってしまいます。
人に感染する病気
fピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)
ピロリ菌は人間の胃の中や哺乳類、鳥類の消化管に住んでいる細菌です。ピロリ菌は、口から感染します。口移しや衛生状態の悪い水道水、糞などから感染し、胃の粘膜に住みつき毒素を出して胃の壁を傷つけます。それが原因となって炎症を起こします。ピロリ菌は胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃ガン、胃リンパ腫などの病気の発生や進行に何らかの関係があるようです。口移しで感染するということなので気をつけて下さい。
ノミ
ノミは犬に寄生して血を吸います。血を吸われると、とてもかゆいのでかきむしってしまいます。そこがはげたり、傷から細菌がはいりこんだりもします。ノミに刺されるとノミアレルギー性皮膚炎になることもあり、ノミを一緒に飲み込んでしまうと腸に寄生することもあります。ノミは人も刺すのでノミ駆除はしっかり行いましょう。春から夏にかけてはノミの繁殖が活発になるので特に気をつけましょう。
こんなときはすぐに駆除しよう!
犬の体にノミがいた、皮膚をよくかいている、目の細かいくしでとかしたら黒いつぶがとれた。(ノミのうんちです。)皮膚にかさぶたがある。
ノミを駆除するには…
獣医さんから処方してもらえる駆除剤が効果的で安全です。首の付け根につけるスポットタイプの薬などよく知られていますよね。スポットタイプのものでもハーブからできているノミよけのものは、駆除するものではありません。ノミ予防に使うなどして使い分けてください。家の掃除をこまめにするなどしてノミの住みやすい環境を作らないようにすることも大切です。
ストレス解消のためにも運動は不可欠
普段庭につないだり犬舎に入れて飼っている犬は、毎日朝と晩に30分くらいずつ散歩をさせましょう。室内で放し飼いにしている犬の場合は1日1回でも大丈夫ですが、必要な運動量や方法は犬種によって異なるので、それぞれの犬にふさわしい運動をさせてあげること。散歩は犬の運動不足やストレス解消に一役買うだけでなく、犬とのコミュニケーションの機会でもあるので、欠かさないようにしたいものです。そしてその際は、周囲に迷惑をかけないようにリードをつけ、飼い主の責任としてフンは必ず持ち帰るようにしましょう。
去勢・避妊
去勢、避妊のメリット
・オスの場合
精巣、前立腺の病気肛門周辺の腫瘍の予防になる。攻撃的な性格がおさえられ、温和な性格になりやすい。性的欲求がなくなるのでストレスがなくなる。
・メスの場合
乳がん、子宮の病気の予防になる。生理がなくなる。発情のストレスがなくなる。妊娠を避けることができる。
去勢、避妊のデメリット
・肥満になりやすくなる傾向がある(食事や運動に気をつければ問題ない)手術した後繁殖をさせたくてもできない。
去勢・避妊可能な年齢
おおよそ半年〜1歳で手術が可能になります。手術の方法は動物病院によって
異なりますので、あらかじめ聞いておきましょう。
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